pip(ピップ)とは、FXやCFDの取引における値動きの単位で、2つの通貨間の価値の変動を示すために使われます。point in percentageを略したもので、取引銘柄(実際のレートを提示する通貨)の変動幅を表す最小の共通単位です。複数形のpipsは通貨ペアの売買の際の価格の刻み具合(呼び値の差)を示すスプレッドの単位として使うことも多く、これは取引からどれだけの利益や損失が得られるかを示します。

pipの変動幅は、弊社の取引プラットフォームで各取扱商品(BTCUSDなど)について表示されている小数点の位置によって異なります。

  • 小数点第5位の取引ペアでは1pipは0.00010
  • 小数点第3位の取引ペアでは1pipは0.010
  • 小数点第2位の取引ペアでは1pipは0.10

取引のコツ:1pipは常に最後から二番目の位です。1ポイントは常に最後の位です。

例えばBTCUSDペアを見てみましょう。ロングポジションで1ロットのBTCUSDをUSD36,100.00で買ったとしましょう。その後、USD1.00上昇してUSD36,101.00になった場合には、10pip、つまり100ポイントの上昇です。

ADAUSDペアでは、0.08980から0.08990への上昇が1pipの変動です。このペアでロングポジションをとることに決め、価格が0.08980から0.09050に上昇しました。これは相場が7pip変動したことになり、ポジションは利益を示しています。